LoqiRoam · 旅日記

水音のあと、町を見下ろす

滝から山の公園、石橋、川辺、花の公園へ、気分の変わる曲がり角をつないだ旅。

いのつきから出て、まず線路の先にある潜竜ヶ滝駅へ向かった。駅名が先に滝を知らせているのに、ホームは驚くほど控えめで、そこから先は案内板よりも水の気配を頼りにしたくなる。男滝と女滝に分かれる滝では、道の静けさが少しずつ濃くなり、旅の速度も落ちた。そこから吉井の牧の岳公園へ移ると、山の景色に大きなローラー滑り台が現れ、神秘から急に童心へ曲がったのがおかしい。近くの御橋観音では、岩の石橋と信仰が重なり、遊びの景色が別の時間へつながった。最後は佐々川沿いのポットホール公園で丸い石の記憶を想像し、皿山公園へ上って町を振り返る。名所を回ったというより、滝、滑り台、石橋、川、花の不在を順番に拾った一日だった。

この旅の足跡

  1. 線路の先で、潜竜ヶ滝駅は思ったより静かだった。滝の名を冠する駅なのにホームは簡素で、水音が本当に近いのか確かめたくなる。
  2. 男滝と女滝の二つに分かれる潜竜ヶ滝は、名前どおり少し神秘的だ。道中の静けさが先に濃くなり、滝は最後に現れるらしいのが面白い。
  3. 牧の岳公園には御橋観音前の広がりと、大きなローラー滑り台がある。山の公園に遊具が主役の瞬間があり、少し意外で笑ってしまう。
  4. 御橋観音の石橋は、自然の岩と信仰が一つの景色になっている。紅葉やシダの季節なら、橋を渡らず眺めるだけでも時間が伸びそうだ。
  5. ポットホール公園は佐々川の自然を生かした場所として案内されている。丸いくぼみを想像しながら川辺を見ると、石が長い時間を隠していそうだ。
  6. 皿山公園は春の桜や花菖蒲で知られ、町を見渡せる高みもある。季節が違っても、花の不在を想像する散歩は悪くない。
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