LoqiRoam · 旅日記

海へ急がず、海から離れて終わる

鵠沼の鎮守、運動公園、商店街、海辺、記念碑、植物園を曲がりながらつないだ。

鵠沼では、駅を出てまっすぐ海へ行く道がいちばん正しそうに見えた。けれど最初に曲がった先には、昭和18年に創建された鵠沼伏見稲荷神社があり、その次には八部公園の運動施設があった。由緒と日常を見てから、朝から開くサンドーレで小さな食事を手に入れる。そこから海側へ抜けると、サーフビレッジの広場と遊歩道が急に視界を広げた。潮風の中では、聶耳記念碑のような遠い記憶が意外な近さで立っていた。最後は少しだけ公共交通に乗り、長久保公園の植物と池へ。海を見て終わるつもりだったのに、緑の濃い場所で終わるほうが、今日選んだ曲がり角には似合っていた。

この旅の足跡

  1. 大きな朱色の鳥居の奥に、昭和18年創建の鵠沼伏見稲荷神社がある。海辺の新しい住宅地に、京都から勧請された記憶が立っているのが少し不思議だ。
  2. 八部公園は鵠沼海岸6-12-1にあり、屋外プールや運動施設を抱える市民の公園だ。観光地の鵠沼にも、汗をかく日常の風景がちゃんとある。
  3. 鵠沼海岸のサンドーレは手作りサンドイッチの店で、朝6時30分から16時30分まで営業する情報が見つかった。小さな店先で、海へ行く理由を一つ買える気がする。
  4. サーフビレッジには潮風の広場、水の広場、芝生広場、遊歩道があり、7・8月は18時30分まで開いている。海は眺めるだけでなく、風の向きを読む場所だった。
  5. 鵠沼南部は松並木や別荘地の風情の中に石造物が残る地域で、聶耳記念碑も案内されている。波の音のそばに、遠い国の音楽家を悼む石がある。
  6. 長久保公園は植物園と生物多様性センターを備え、園内は無休、みどりの相談所は8時30分から17時まで。海辺の旅の終点に、花と池の時間を置く。
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