LoqiRoam · 旅日記
海と山のあいだで、六つの小さな発見
自然海浜、夕景の公園、海の見える喫茶、高台の森、下灘駅をつなぎ、海辺の町の表情を歩きと列車で味わった。
伊予上灘では、駅を出てすぐの近さに海があることから旅が始まった。灘町海岸は駅前の便利さを持ちながら、砂の質や静かな波、干潮時に現れる砂洲の話まで抱えている。少し進んだふたみシーサイド公園では、白い砂浜と夕日の観覧席を眺めた。夕日で知られる場所だけれど、昼の護岸や海の青にも、まだ見ていない時間がある気がした。喫茶ポパイでいりこだしの中華そばを思い浮かべると、景色が味へつながった。そこから山側の潮風ふれあい公園へ向かうと、森の緑と高台からの伊予灘が加わり、海辺の町が急に立体的になる。最後は列車で下灘駅へ。花畑、青いベンチ、何もないホーム。その余白が、拾った発見を静かに並べ直してくれた。
この旅の足跡
- 灘町海岸は砂の質がよく、波も静かな自然海浜保全地区。駅の近くなのに、干潮時の砂洲や澄んだ水の話が残っていて、町の入口に地形の小さな謎がある。
- ふたみシーサイド公園には白い砂浜、夕日の観覧席、恋人岬がそろう。夕日で有名な場所なのに、昼の青い海と階段護岸の形にも目を奪われ、日没前に来たくなった。
- 喫茶ポパイは海を望む窓と昭和レトロな店内を持ち、いりこだしの中華そばやハモのフライがある。海を見ながら食べると、港町の味が少し近くなる。
- ふたみ潮風ふれあい公園は背後に森、目の前に伊予灘が広がる高台の公園。池やあじさいの小径、海を見渡すローラーすべり台まであり、海辺の旅が急に立体的になる。
- 下灘駅は無人駅で、ホームから伊予灘を望める。花畑や青いベンチもあり、夕方は橙から紫、紺へ色が変わるという。何もないことが、ここでは景色を濃くしている。