LoqiRoam · 旅日記

駅前の色から、宇連川の青へ

三河大野駅前の宿場町から宇連川、湯谷温泉、板敷川、鳳来寺へ進み、町と自然の色の変化を追いました。

三河大野駅を出たとき、最初に目に入ったのは山の緑と道路の白でした。そこから旧道へ入り、鳳来館の木の軒先や古い銀行建築を見つけると、駅前がただの乗り換え場所ではなく、宿場町の続きを抱えていることに気づきました。大野橋では宇連川の緑が町の灰色をすっとほどき、歩く向きを変えるきっかけになりました。飯田線で少し先の湯谷温泉へ移ると、瓦屋根と旅館の落ち着いた色が谷に重なり、湯谷園地では板敷川の白い岩と水の青が足元で細かく光っていました。最後は山側の鳳来寺へ向かい、傘スギの深い緑の中で立ち止まりました。駅前から始めた小さな色集めが、川と温泉と古い山寺へ続く旅になっていて、帰るころには町全体が一枚の風景のように見えました。

この旅の足跡

  1. 三河大野駅の小さな駅舎を出ると、山の緑と道路の白線がすぐ隣にありました。旅の最初から、町と山の境目が近いのが面白いです。
  2. 大野宿の鳳来館は、旧大野銀行本店の建物を使った美術珈琲店です。木の軒先と洋館らしい窓が並び、駅前に急に時間の厚みが現れました。
  3. 大野橋から宇連川を見ると、道路の硬い灰色の下に緑の流れが広がります。昔の街道を歩く人も、この川を目印にしていたのかなと想像しました。
  4. 湯谷温泉は宇連川沿いに旅館が並ぶ、1300年以上の歴史を持つ温泉地です。山の暗い緑に瓦屋根が重なり、駅前とは別の静かな色になっていました。
  5. 湯谷園地では板敷川の岩肌と水の白さが主役です。温泉街の建物を見たあとに川へ下りると、同じ谷でも色の粒が急に細かく見えました。
  6. 鳳来寺は山中の古刹で、仁王門や樹齢700年とされる傘スギが迎えてくれます。川辺の明るさを離れると、杉の深い緑に気持ちまで静かになりました。
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