LoqiRoam · 旅日記
赤い鳥居から青い運河まで
藤森神社の花と馬から商店街、名水、酒蔵、水運へ、伏見の色の変化を歩く旅。
JR藤森を出ると、最初に見えたのは藤森神社の紫陽花と馬の絵馬だった。花の名所だと思っていたのに、勝運や駈馬神事の社だと知って、旅の色がいきなり青紫から力強い朱へ変わった。そこから大手筋商店街へ歩くと、アーケードの下には甘味、コーヒー、漬物、花屋が並び、名所ではない店先の色が町を支えていた。御香宮神社では極彩色の本殿と御香水に出会い、伏見の水が酒造りへ続く理由を少し想像できた。黄桜の緑のカッパ、月桂冠の木造酒蔵を経て、最後は長建寺と運河へ。赤茶色の酒蔵の景色が、水面の青に静かにほどけていく順路になった。
この旅の足跡
- 青い紫陽花だけの場所かと思ったら、ここは勝運と馬の社。約3500株の花と競走馬の絵馬が並び、色の理由が意外だった。
- 大手筋は屋根の下に甘味、コーヒー、漬物、花まで集まる長い商店街。観光色より、店先の赤や黄色の生活色が主役に見えた。
- 御香宮神社の表門と本殿は桃山らしい極彩色。境内には甘い風味で知られる御香水もあり、金色と透明な水の対比に足が止まった。
- 黄桜のカッパを目印に、地ビールや日本酒の店が並ぶ一角へ。酒蔵の町なのに、キャラクターの緑が思った以上に明るい。
- 月桂冠大倉記念館では、伏見の酒造りの歴史を道具と展示でたどれる。南浜町の酒蔵景観まで含めると、茶色い木と白い壁が印象に残る。
- 長建寺は中書島の水辺にある弁財天の寺。舟運の守護と芸能上達の信仰が重なり、酒蔵の町の終わりに青い運河の余韻が残った。