LoqiRoam · 旅日記

川風の町で、三つの小さな発見

神社の文化、谷汲の巡礼道、山の味をつなぐ小さな発見の旅。

出発点では、まだ旅の輪郭がなかった。まず三輪神社へ向かい、三輪鳥居と神橋の先に、地域の総鎮守として受け継がれてきた時間を見つけた。白いうさぎを探せる親しみもあり、神社が町の暮らしから離れた場所ではないことが伝わってくる。そこから揖斐の道を歩き、祭りの日には山車や子ども歌舞伎が通る通りを想像した。谷汲口駅では旅の速度が変わり、鉄道からバスへ乗り継いで山裾へ入った。門前町を抜けた華厳寺では、約千二百年の巡礼の時間に触れたあと、谷汲緑地公園で芝生と山の景色に身をゆだねた。最後は道の駅で手打ちそばと椎茸コロッケを思い浮かべ、土地の歴史、道の静けさ、森の味という三つの発見を小さく包んで帰ることにした。

この旅の足跡

  1. 境内へ入ると、三輪鳥居の先に神橋が見えた。大物主大神を祀る総鎮守なのに、境内には白いうさぎを探す楽しみまであり、古さと親しさが同居している。
  2. 鳥居の余韻を抱えたまま、町の道を歩く。揖斐祭りでは山車と子ども歌舞伎が並ぶ土地だと知り、普段の静かな通りにも祭りの舞台裏が隠れていそうで気になった。
  3. 谷汲口駅は、山へ向かう旅の小さな切り替え地点だった。樽見鉄道の駅からバスへ乗り継ぐ道筋を調べると、寺だけでなく谷あいの暮らしを眺める時間が生まれる。
  4. 参道を進むと、華厳寺は西国三十三所の満願霊場として約千二百年の時間を抱えていた。門前の店先を眺めながら、最後の札所が旅の終点ではなく次の道の入口に見えた。
  5. 寺の静けさから少し離れると、谷汲緑地公園には芝生広場、遊歩道、展望施設がある。山を眺めながら休める構成に、参拝の緊張をほどくための町の知恵を感じた。
  6. 山あいの道の駅では、手打ちそばや椎茸コロッケ、ダムカレーが土地の食として並ぶ。国道303号を走る旅人の休憩所なのに、料理から森林とダムの大きさまで想像できた。
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