LoqiRoam · 旅日記
鉄道色の角を曲がって、丘の花へ
新津の鉄道文化を商店街と資料館でたどり、秋葉公園の木陰と花の施設を経て、美術館で旅を結んだ。
さつき野を出て、まず新津駅の方へ向かった。駅前で旅を済ませるつもりはなかったのに、電話ボックスの屋根にパンタグラフの形を見つけて、いきなり足が止まる。中央商店街へ入ると、アーケードの支柱まで国鉄特急の色。道がただの通路ではなく、町の記憶をしまっていることに気づいた。そこから鉄道資料館へ進み、今度は装飾ではなく、鉄道そのものの厚みに触れる。少し情報が多くなったところで秋葉公園へ逃げるように曲がった。秋葉湖と木もれ陽の遊歩道は、さっきまでの金属や塗装を静かに冷ましてくれる。さらに花の施設へ寄ると、緑の中に色が増え、美術館のラッセル車を思わせる玄関で、最初の鉄道の気配に戻ってきた。まっすぐではないのに、ちゃんと一周している。
この旅の足跡
- 新津駅前の電話ボックスにはパンタグラフ型の屋根飾りがある。鉄道の町らしさがこんな小さな公共物にまで潜んでいて、駅を出た瞬間から少し楽しい。
- 新津中央商店街のアーケード支柱は国鉄特急のクリーム色と赤色。買い物の道がそのまま鉄道の記憶になっていて、次の角を曲がる理由ができた。
- 新津鉄道資料館は新津東町の地域学園内にあり、駅からバスで向かえる。資料だけでなく車両の存在感まで想像すると、鉄道の町という言葉が急に立体的になる。
- 秋葉公園は海抜約80メートルの丘陵にあり、秋葉湖から木もれ陽の遊歩道が始まる。展示のあとにここへ来ると、町の記憶が木々の間へほどけていく。
- 新津フラワーランドは花と緑の情報発信基地で、4月から9月は17時30分まで営業する。丘の緑のあとに花の色を足すと、景色の温度が変わる気がする。
- 新津美術館は花と遺跡のふるさと公園内にあり、正面玄関はラッセル車を思わせるデザイン。最後にここへ戻ると、鉄道と丘と花が一つの風景になる。