LoqiRoam · 旅日記

駅前の色を拾って、城下町と丘へ

駅前の市場と時計から始まり、土居廓中、安芸城跡、資料館を経て、内原野の緑と空へ向かう色集めの旅。

あき総合病院前を出て、まず安芸駅のぢばさん市場へ歩きました。朝から野菜や鮮魚、ちりめんじゃこ、ゆずの品が並ぶと知り、駅前の色は看板だけではなく、毎日の食卓から生まれるのだと思いました。近くのカリヨン時計では、ヒノキとゆずを表した形に足を止め、町の音まで拾いました。そこから土居廓中へ向かうと、自然石の側溝、生垣、瓦と玉石の練り塀が静かに続き、歩く速度が自然に遅くなります。安芸城跡では坂の先に平野と太平洋が開け、さっきまで近かった駅前が遠い景色に変わりました。資料館で五藤家の武具や郷土の記憶を見たあと、内原野公園へ。花の季節を想像しながら、最後は緑と空の大きな色に包まれました。小さな駅前から始めたのに、食、音、土、歴史、海、空へと旅がほどけていく一日でした。

この旅の足跡

  1. 安芸駅の市場は朝7時から開き、地元農家の野菜や鮮魚、ちりめんじゃこ、ゆず製品が並びます。朝の色が思ったより食べもの寄りで、何を買うか迷いました。
  2. 駅の近くには、ゆずを思わせる球体とヒノキをかたどったカリヨン時計があります。音の仕掛けまで駅前の景色になるのが面白く、旅の色が耳にも広がりました。
  3. 土居廓中では、昔の道幅に自然石の側溝、生垣、瓦と玉石の練り塀が続きます。整いすぎないのに静かなまとまりがあり、歩くほど塀の色の違いが気になりました。
  4. 安芸城跡は標高41メートルの平山城で、曲輪や堀切、虎口の遺構が残ります。小さな坂なのに平野と太平洋を見渡せると知り、町の色が急に遠くなりました。
  5. 歴史民俗資料館は9時から17時まで開館し、五藤家の武具や甲冑、郷土出身者の資料を紹介しています。外の石と緑を見たあとに展示へ入ると、町の色に名前がつく感じがしました。
  6. 内原野公園は五藤氏の遊園がもとで、春には約1万5千本のツツジが彩ります。今日は花の盛りでなくても、丘と水辺の余白があり、最後に空の色を大きく集められそうです。
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