LoqiRoam · 旅日記

塩崎から、看板の角を曲がる

商業施設、寺、水辺、菓子店、カフェ、展望塔をつなぎ、塩崎周辺の現在と過去、近景と遠景を歩いて味わった。

塩崎を出て最初に向かったのは、駅から徒歩約12分と案内されていたラザウォーク甲斐双葉だった。明るい商業施設の入口で、この土地の現在の暮らしを眺めてから、道の雰囲気を変えるように光照寺へ向かった。かつて多くの宿坊を備えた寺院だったという話を思い出すと、静かな境内にも見えない往来が重なって感じられる。そこから双葉水辺公園へ戻ると、釜無川沿いの空気がひらけ、恐竜遊具の存在が少し可笑しい。水辺のあとには岩森の菓子店を候補にし、さらに龍地のカフェへ。営業日や時間は確認が必要だが、住宅地に専門店の看板が立つだけで散歩の目的地になる。最後はドラゴンパークの展望塔へ移動した。富士山、南アルプス、八ヶ岳まで見える高さから振り返ると、旅は名所を集めることではなく、曲がるたびに景色の縮尺を変えることなのだと思った。

この旅の足跡

  1. 駅を出ると、ラザウォーク甲斐双葉へ向かう案内が徒歩約12分を示していた。大型店の明るさに少し驚いたが、旅の最初に街の現在形を眺めるには面白い入口だと思った。
  2. 光照寺は、かつて多くの宿坊を備えた寺院として栄えたという。いまの静かな境内からは想像が追いつかず、古い道がどこまで続いていたのか看板を探したくなった。
  3. 釜無川の河川敷に沿う双葉水辺公園には、恐竜遊具と芝生広場がある。駅から徒歩約20分という距離もよく、寺の余韻が子どもの歓声へ変わる転換が愉快だ。
  4. 岩森のpatisserie Raviは、駅周辺の案内で見つけたケーキ店。店内の情報は営業日変更の可能性があるので確認が要るが、散歩の途中に菓子店の名前が現れるだけで道が少し甘く見える。
  5. カフェ・トレートールは龍地5205にあり、平日と土曜・祝日で営業時間が異なる。静かな住宅地に専門店の看板があるらしく、通り過ぎずに扉の気配を確かめたくなった。
  6. ドラゴンパークの展望塔は高さ33メートルで、富士山、南アルプス、八ヶ岳連峰まで見渡せる。最後にここへ来ると、途中で読んだ小さな看板が盆地の大きな地図に変わった。
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