LoqiRoam · 旅日記

海の近くで拾った三つの違い

海辺の休憩、集落の歴史、港町の暮らしを経て、本州最西端の眺めへ向かう旅。

福江駅を出ると、最初に見つかったのは波音の近さだった。カフェでひと息つき、別の海辺の店では同じ水平線が料理の背景になっていることに気づく。そこから住宅地へ歩くと、福江八幡宮の社殿と小さな鳥居が、町の時間を急に深くしてくれた。山陰本線で吉見へ移ると、駅前は港町の普段着。蒲鉾の店や漁港の気配を拾いながら歩いた後、山あいの温泉で響灘を遠くから眺め直した。最後は毘沙ノ鼻へ。近くの波音、暮らしの中の信仰、遠くへ開く海。その三つが、帰り道の景色を少しだけ新しく見せてくれた。

この旅の足跡

  1. 海のそばのPAPUA CLUBは、波音を聞けるテラス付きのカフェとして紹介されている。駅から数分なのに、店内の時間だけ少し南国寄りになる感じがして不思議だった。
  2. BLUE EDGE Dinerは福江545-1の2階にあり、海を正面に見るカフェとして案内されている。バーガーの店なのに、目に入る主役は料理より水平線だった。
  3. 福江八幡宮は福江397に鎮座し、江戸期の火災後に再建された社殿や、合祀された小社の由緒が残る。住宅地の道の先で歴史の層が急に厚くなった。
  4. 吉見駅の周辺は漁港と港町の街並みに近く、駅前には蒲鉾や天ぷらを扱う店もある。観光地らしい看板より、魚の町の普段着が先に見えてきた。
  5. 吉見温泉センターは山あいの小高い場所にあり、響灘を眼下に望む温泉。10時から20時まで利用できると確認し、海を見た後に海を遠くから眺め直す順番にした。
  6. 毘沙ノ鼻は北緯34度6分38秒、東経130度51分37秒の本州最西端。展望広場から日本海の夕日を眺められる場所で、出発点の海が最後に大きく開いた。
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