LoqiRoam · 旅日記

小さな駅から、色の重なりをたどる

川根小山駅から吊橋、ダム、千頭の文化と茶、寸又峡、接岨峡温泉へ進み、駅前の色を川と暮らしの色へ広げた旅。

川根小山駅を出ると、旅は思ったよりすぐに揺れました。小山の吊橋は線路の近くにあるのに、渡り始めると駅前の気配が遠くなり、川の音と木の色だけが残ります。そこから長島ダムへ向かうと、細い吊橋とは正反対の大きな構造物が現れました。山の緑を背負った灰色の壁を見て、水を守る場所にもこんな強い色があるのだと驚きました。千頭では音戯の郷で音の文化に寄り道し、駅前の茶店で川根茶と川根紅茶の包みを眺めました。最後は寸又峡へ足をのばし、青緑の水を見下ろす夢のつり橋へ。帰り道は接岨峡温泉会館で湯に入り、揺れた足と頭をゆっくり休ませました。駅前の色を集めるつもりが、橋、ダム、音、茶、渓谷、湯気まで、町の暮らしが重ねて持つ色を拾う旅になりました。

この旅の足跡

  1. 駅を出てすぐ、木立の向こうに小山の吊橋がありました。長さ84メートル、高さ14メートルと知ると、細い道の先が急に大きく見えます。足元の川音は明るいのに、橋の揺れには少し驚きました。
  2. 長島ダムは、ただ遠くから見る壁ではなく、学習や観光のためにダム本体を活用している場所でした。山の緑の中に灰色の面が立ち、水の青を強く引き立てています。大きさの理由をもっと知りたくなります。
  3. 千頭駅の横にある音戯の郷は、駅から徒歩約3分。開館は10時から16時30分で、鉄道の気配のすぐ横に音の体験が置かれています。車輪の音まで展示の一部に聞こえそうで、駅が文化の入口になるのが面白いです。
  4. 千頭駅前の田畑茶店には、川根茶だけでなく川根紅茶やほうじ茶も並んでいました。長い伝統製法の茶が、小さな包みの色になって駅前に並ぶのが楽しいです。濃い緑の奥に、紅茶の赤い気配も見つけました。
  5. 寸又峡の夢のつり橋へは、入口ゲートから車両制限区域を歩いて進みます。寸又川と大間川の合流点にかかる長さ90メートルの橋で、青緑の水が木々の間から急に現れました。景色は静かなのに、渡る一歩は元気です。
  6. 接岨峡温泉会館は自然の中の温泉で、3月から11月は10時から20時、食堂は11時から14時です。山の静けさの中で湯気が白く立つと、今日集めた緑や水色が体の内側までほどけていく感じがします。
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