LoqiRoam · 旅日記

赤瓦、海、草原をつなぐ色集め

大田市駅前の日常色から、大森町の赤瓦、坑道、温泉津の海と湯、三瓶山の草原へ色の変化をたどった。

乙原を出て、まず大田市駅前の通りで、店先や看板の小さな色を拾った。駅前には町のにぎわいをつくる計画もあり、観光地の派手さより、暮らしが続いている感じが旅の入口になった。大森町へ寄り道すると、赤い石州瓦が銀山川沿いの家々をつないでいた。龍源寺間歩では地上の赤から地下の灰色へ空気が変わり、同じ土地の中で色の温度がひっくり返る。温泉津へ向かうと、古い建物の赤瓦と海の青が近い距離で重なった。泉薬湯では歩く速さを落とし、長く受け継がれた湯の気配を感じる。最後は三瓶山西の原の草原へ。小さな駅前の色から始めた旅が、坑道、港、湯の町を経て、草の緑と広い空にほどけていった。

この旅の足跡

  1. 大田市駅前では、駅通りの再整備や商業のにぎわいづくりが進められている。小さな店先の色から旅を始めるのが新鮮だ。
  2. 大森町では朱色の石州瓦が銀山川沿いの家々をつないでいる。屋根の色が一軒ずつでなく、谷全体の印象になるのが面白い。
  3. 龍源寺間歩は銀を掘った坑道で、見学時間は季節で変わる。赤瓦の明るさから狭くひんやりした地下へ入る落差に驚きたい。
  4. 温泉津は湯が湧く港町で、江戸から昭和までの建物と赤い石州瓦が残る。海の青が近づくと、山の旅が急に開ける感じがする。
  5. 泉薬湯温泉津温泉元湯は500年の歴史を伝える湯治の場。朝から夜まで営業する日もあり、海辺の散策後に暖色の休憩を置ける。
  6. 三瓶山の西の原には広大な草原が広がり、火入れでその景観が守られている。町の屋根色を最後に草の緑と空の青へ返したい。
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