LoqiRoam · 旅日記

妖怪の道から港の空へ

境港駅前から水木しげるロード、記念館、妖怪楽園を経て、夢みなとタワーから港を眺める散歩。

出発点では、まだ普通の港町を歩くつもりでいた。けれど境港駅前に近づくと、壁画や装飾が先にこちらへ話しかけてくる。水木しげるロードでは、約800メートルの道に並ぶ像だけでなく、街灯や店先の文字までが小さな物語の入口になっていた。記念館で妖怪の背景へ入り、裏手の妖怪楽園で縁日めいた明るさに戻る。そのあと港側へ移ると、道の密度がゆるみ、夢みなとタワーからは細かな像の代わりに海と空の大きな境目が見えた。看板を追って歩き始めたのに、最後には町全体をひとつの風景として眺めている。不思議な寄り道だった。

この旅の足跡

  1. 境港駅前に立つと、妖怪の巨大壁画と独特の駅装飾が旅の入口を作っていた。普通の港町の案内板とは違う始まり方に少し驚く。
  2. 約800メートルの通りに妖怪ブロンズ像が並び、夜には影絵やライトアップも現れる。昼の看板が夜に別の顔になるのか気になる。
  3. 水木しげる記念館は9時30分から17時まで年中無休。妖怪の町を生んだ人物の世界を、道の外側から内側へ覗く転換点にしたい。
  4. 記念館のすぐ裏にある妖怪楽園は9時30分から17時まで。縁日風のゲームや写真場所があり、重い展示の余韻を軽やかにほどいてくれそうだ。
  5. 夢みなとタワーは境港の竹内団地にあり、4月から9月は展望室が18時まで開く。通りの目線を離れ、港と空の大きさを確かめたい。
  6. 展望台からは港の施設と海辺の広がりを見渡せる。妖怪の細かな表情を追った一日の終わりに、遠くの水平線を眺めると町の輪郭がほどけていく。
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