LoqiRoam · 旅日記
看板の角で、道がほどける
黒磯の街並みから青木の森、開拓の公園、丘の歌碑へと、看板と小道を手がかりに歩いた。
那須塩原の出発点から、まず黒磯の中心へ向かった。みるるの木の気配を感じる建物で街の現在を眺め、駅から少し離れた通りでは、カフェや雑貨店、アンティーク店の看板が並ぶ景色を想像した。そこから青木へ移ると、道の印象は急に森へ変わる。N’s YARDで庭と作品の境目を探し、近くのCafe Noviroで地元の卵や野菜を使う食事に落ち着いた。午後は那須野が原公園の林間コースへ。人の手で開拓された土地なのに、木立の中では時間の方が大きく見えた。最後は烏ヶ森公園の丘と池、歌碑の前。店先の文字を追って始めた散歩が、土地の歴史を読む旅に変わっていた。
この旅の足跡
- 木材の気配を感じる「みるる」は、図書館なのにカフェと交流の場が同居している。駅前の大きな施設から、街の次の曲がり角を想像した。
- 黒磯駅から少し歩くと、カフェや雑貨店、アンティーク店が続く通りがあるという。新しい店の看板と古い街並みが、どこで重なるのか見てみたい。
- 青木の森にあるN’s YARDは、奈良美智の作品を扱う私設アートスペースで、庭とカフェとショップも備える。展示の外側まで作品に見えてきそうだ。
- Cafe Noviroは青木にある洋食カフェで、近隣の卵や野菜を使う。森を抜けたあとに、土地の食材が皿の上で別の看板になるのが面白い。
- 那須野が原公園には、開拓史をテーマにした全30ポイントの林間アスレチックがある。観光地の華やかさより、木立の間に残る開拓の線を歩きたくなった。
- 烏ヶ森公園は小高い丘に園路や池があり、源実朝の歌碑も立つ。花の名所として知られる場所で、最後に水面と古い言葉を並べて眺めたい。