LoqiRoam · 旅日記

駅前の色から山の青へ

駅前のオレンジから古い町並み、神社、古墳を経て、山の青へ向かった一日。

近鉄御所を出ると、最初に目に入ったのは茶色い建物と大きなおひさま色の看板だった。旅の目的を決めすぎずに歩き始めたのに、その元気なオレンジが今日の小さな旗になった。古い御所まちへ入ると、格子や木の影が増え、道の色がゆっくり深くなる。鴨都波神社では街の近くに残る長い信仰の時間に出会い、宮山古墳では歴史が土と草の形で足元に現れた。そこから山麓へ向かうと、葛城一言主神社の“一言だけ”という話に少し迷った。願いは短くできなかったけれど、風の音を聞く時間は持てた。最後はロープウェイで視界を上げ、駅前の看板、町の木肌、古墳の緑を遠くからつなぎ直す。集めたかったのは名所の名前より、場所ごとに違う色の気配だった。

この旅の足跡

  1. 駅を出てすぐ、茶色い建物に大きなオレンジ色のおひさま看板が見えた。駅前の最初の色が、思ったより元気でうれしい。
  2. 御所の古い通りには、江戸時代の面影を残す町並みがあるらしい。新しい看板の間に古い格子が混じるのが面白く、歩く速度が自然に落ちた。
  3. 鴨都波神社は鴨宮とも呼ばれ、御所の氏神として尊ばれている。本殿の落ち着いた木肌と境内の緑を見て、街のすぐそばに深い時間があると驚いた。
  4. 宮山古墳は御所市室にある国指定史跡。盛り上がった土と草の境目が思ったより素直で、古代の話なのに足元の緑として近く感じられた。
  5. 葛城一言主神社は森脇432にあり、一言だけの願いを聞く神として親しまれている。何を一言に絞るか迷いながら、山麓の風に耳を澄ませた。
  6. 葛城山ロープウェイは山上駅まで上がれるが、荒天時は変更や中止がある。今日は足元に気をつけて、最後に街の茶色や緑を遠くから見返したい。
地図と足跡で読む