LoqiRoam · 旅日記

遠賀川から、駅前の色を拾う日

遠賀川を起点に、交流施設、河川敷、温泉、屋外博物館、炭鉱史、美術館をつないだ旅。

遠賀川駅を出ると、まずおんがみらいテラスで町の新しい明るさを見つけました。そこから河川敷へ寄り道すると、建物の看板より先に、福智山を映す空の広さが目に入ります。水巻では源泉かけ流しの温泉に入り、歩く旅なのに一度だけ速度を落としました。中間の屋根のない博物館では、住宅地の歩道に石像が続き、道そのものが展示室になる不思議さを味わいました。直方へ進んでからは、石炭記念館でSLや大きな石炭塊を見て、筑豊の黒い記憶に触れます。そのあと直方谷尾美術館の古い医院建築で静かな色に戻り、最後は河川敷で水と山を眺めました。駅前の色を集めるつもりが、川の青、温泉の白い湯気、石像の灰色、炭の黒、美術館の壁の色まで、一日の道が小さな色見本になりました。

この旅の足跡

  1. おんがみらいテラスは遠賀川一丁目の交流拠点で、開館は9時から22時。駅前の便利さだけでなく、町の新しい色がここに集まっている感じがした。
  2. 遠賀川河川敷公園は福智山を望む景観と芝生の憩いの場。駅前の建物を見たあとだと、空の青さが急に大きくなって少し驚く。
  3. 水巻天然温泉いちょうの湯は地下1200メートルから湧く源泉かけ流しで、水巻駅から徒歩約3分。歩いた足が温まると、旅の速度までやさしくなる。
  4. 中間駅近くの屋根のない博物館は総延長約400メートルの細長い公園型博物館。住宅地の道に石像が続き、歩道が小さな展示室になるのが面白い。
  5. 直方市石炭記念館には本館・別館・石炭化学館があり、SLや日本最大級の石炭塊も展示される。黒い石が町の近代化を語っているように見えた。
  6. 直方谷尾美術館は昭和初期の医院を生かした建物で、直方ゆかりの作家の作品を展示している。古い壁の気配と作品の色が、静かに並んでいた。
  7. 直方の遠賀川河川敷は福智山を見渡す雄大な景観があり、芝生や自転車道も整備されている。最後に川へ戻ると、朝の水の色が少し違って見えた。
地図と足跡で読む