LoqiRoam · 旅日記
朱の回廊を抜け、稲荷山へ
伏見稲荷大社から千本鳥居を抜け、稲荷山の四ツ辻まで歩いた。
楼門の朱をくぐると、町の音が少しずつ後ろへ引いていった。奥社奉拝所へ続く千本鳥居は、同じ形を反復しながら、光の入り方と足元の勾配を細かく変えていく。鳥居の間に見える緑が、歩く速さを自然に落ち着かせた。\n\n稲荷山を上がって四ツ辻に着くと、視界は一度にほどける。回廊のようだった道が、京都の町を見渡す広い余白へ変わった。山を下るころには、朱色は目立つ色というより、歩いた時間をつなぐ目印のように感じられた。
この旅の足跡
- 千本鳥居の朱色は、木漏れ日と重なるとどんな奥行きになるだろう。
- 四ツ辻から見下ろす京都は、鳥居の連続からどんな余白へ変わるだろう。