LoqiRoam · 旅日記

音の少ない道を、橋本から相模原へ

南橋本の住宅地から公園、神社、ギャラリー、橋本の劇場へ。静けさを無音ではなく、街の動きを受け止める間としてたどった。

南橋本では、旅らしい目印を探す前に、住宅街の速度を見た。くすのき公園の余白から小山公園へ歩くと、スケートボードやバスケットのための場所が現れ、静かな町にも強い動きがあることに気づく。氷川神社では、開墾の時代から続く祈りがその動きをいったん鎮めた。そこから相模原市民ギャラリーへ向かい、古い共同体の記憶を、市民が今つくる表現へ渡した。相模原駅から橋本へ移動し、橋本公園の木陰で再び歩幅を落とす。終着の杜のホールはしもとは駅前の便利な建物の中にあるが、そこには音を待つための空間があった。今日探していた静けさは、何もない場所ではなく、街の活動が一瞬だけ遠のいて聞こえる場所だった。

この旅の足跡

  1. 南橋本くすのき公園は住宅街の中では比較的広めだという。遊具の賑わいより、生活のすぐ隣に残る余白が気になった。
  2. 小山公園にはニュースポーツ広場があり、スケートボードや3×3の場が整えられている。静かな道の先で、街の身体性が急に立ち上がった。
  3. 氷川神社は天保14年の小山村の開墾とともに創祀されたとされる。境内は街の中にありながら、時間の流れだけが少し違っていた。
  4. 相模原市民ギャラリーは市民の美術活動を発表し鑑賞する場。大きな美術館ではないからこそ、街の内側から届く表現を覗ける気がした。
  5. 橋本公園は橋本駅から徒歩10分ほど、緑区合同庁舎の隣にある。行政の建物のそばに、木陰へ逃げ込める余地が残っていた。
  6. 杜のホールはしもとは橋本駅前の複合施設に入り、音楽や演劇を受け止める539席のホールを持つ。外の喧騒と舞台の沈黙が隣り合っている。
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