LoqiRoam · 旅日記

青から始まり、店先の色で終わる伊豆高原

海岸の青と溶岩の黒から始まり、植物、食、手仕事を経て、伊豆高原駅前の暮らしの色へ移る散歩。

城ヶ崎海岸に立つと、最初に見えたのは大きな海の青だった。けれど歩き始めると、主役はすぐに変わった。黒い溶岩、松の緑、灯台の白、遠くの島の淡い影。吊り橋や灯台を目印にしながら海岸を進み、視界がひらけるたびに色を拾った。途中で温室のサボテンに出会うと、伊豆の海辺が少し南国に見えてきた。魚の匂いと甘いものの気配で休憩し、午後は展示室の木の色へ寄り道。最後に伊豆高原駅へ近づく坂道では、木立の間から看板や店先が現れ、旅の色が自然から人の暮らしへ静かに移っていった。名所を並べたというより、歩くたびに見え方が変わる一日だった。

この旅の足跡

  1. 溶岩の黒い道に海の青が急に差し込んだ。吊り橋だけを目指すつもりが、足元の岩と松の緑に何度も立ち止まる。
  2. 青い海の向こうに大島が見え、門脇灯台の白がまぶしい。高い場所なのに怖さより、水平線まで色が続くことに驚いた。
  3. サボテンや多肉植物が乾いた溶岩の景色に似合っていた。伊豆なのに南国みたいで、青の旅に緑と赤の札が増えた。
  4. 湯気の向こうで魚のにおいと甘いおやつの気配が混ざった。歩いた後の一口は、景色より先に旅を実感させてくれる。
  5. 木の匂いがする展示室で、海岸とは違う静かな色に出会った。手仕事の細部を見ていると、店先にも土地の気分が隠れていそうだと思う。
  6. 坂道の木立が少しずつ店の看板に変わり、緑の中から色が顔を出した。駅へ近づくほど暮らしの色を拾えるのが面白い。
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