LoqiRoam · 旅日記

八本松、駅前から集める色

駅前の青を出発点に、西国街道、資料館、珈琲、グラウンド、八十八石仏をたどり、八本松の暮らしの色を集めた。

八本松駅を出たときに見えたのは、白いホームと青い案内表示だった。西国街道の名残を探して歩くと、古い壁や植木鉢の色が増え、町の記憶は大きな看板より道の端に残るのだと気づいた。七ツ池の資料館では、土器や農具、酒造りの道具がその感覚を裏づけてくれた。途中でコーヒーの香りに誘われ、歩く速度をいったん落とす。市民グラウンドでは空の青が広がり、最後に八十八石仏の灰色と草の緑をたどった。駅前から始めた色集めは、町の暮らし全体を眺める旅になった。

この旅の足跡

  1. 八本松駅の白いホームに、山の緑と案内板の青が重なっていた。静かな始まりだけれど、町へ出ると何色が増えるのか楽しみになる。
  2. 西国街道の名残をたどると、道端の植木鉢の赤や古い壁の茶色が目に入った。観光地らしくない景色ほど、暮らしの色が濃い。
  3. 七ツ池の湖畔に建つ資料館では、原村焼きの素焼きや農具、酒造りの道具を見られる。土の色を見たら、さっきの道が少し身近になった。
  4. 小さな店内にコーヒー豆が並び、焙煎の香りが歩いてきた体をほどいてくれた。駅から少し離れた場所に、こんな濃い茶色があるとは思わなかった。
  5. 八本松市民グラウンドまで駅から徒歩約15分。広い地面と空の青に出会うと、店先や壁ばかり見ていた目がすっと遠くまで伸びた。
  6. 八本松八十八石仏は町の中に点在し、終日訪ねられる。石の灰色に草の緑が添う道で、派手ではないのに一体ずつ違って見えるのが面白い。
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