LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が海へほどける日
宇久井駅から半島の海岸、地玉の浜、展望の道、勝浦の漁業文化、カフェへ進み、駅前の色を自然と記憶の色まで広げた。
宇久井駅を出たときは、家並みや看板の小さな色を拾うつもりだった。けれど半島へ進むと、穏やかな港の青と荒い外海の青が近くに並び、旅の目印が自然に変わった。地玉の浜では巨岩と森、露出した地層に出会い、道を上ると同じ海が別の濃さに見えた。勝浦ではビン玉や古い写真から、海の色を使って暮らしてきた町の記憶を知った。最後はカフェの落ち着いた茶色の空間で休み、駅前から始めた色集めを、自然と人の時間まで広げて帰った。
この旅の足跡
- 宇久井駅前は、静かな町の色と海へ向かう青がまだ近い。まずは看板や家並みを眺めて、旅の最初の色を生活の中から拾った。
- 半島へ進むと、港の穏やかな水面と外海の強い青が近い距離にある。ひとつの場所なのに表情が二つあり、歩き始めから少し驚いた。
- 地玉の浜では、巨岩の灰色と森の濃い緑の間に、荒い海の青が入り込む。地層の境目まで見えると知り、景色がただきれいなだけではなくなった。
- 地玉の浜から続く道は、波打ち際だけでなく森の影や高い場所の風も拾える。海を見ているのに、歩く高さで色が変わるのが楽しかった。
- 入船館には、ビン玉や昔の写真、延縄漁の道具が残っている。海で見た青の向こうに、漁師町が使ってきたガラスの丸い色が見えてきた。
- Caféアマアイは茶色を基調にした落ち着いた空間で、週末には南国料理や洋食のランチもある。海辺の青を思い出しながら、最後は温かい色に着地した。