LoqiRoam · 旅日記
玉川から、文字のある海辺へ
玉川から海浜公園、水産会館、ウニ増殖溝、宿戸漁港を経て展望台へ。海と暮らしの関係を看板と小道から読み直す散歩。
玉川駅を出たときは、ただ海へ近づく散歩のつもりだった。けれど道を進むと、駅の静けさ、種市海浜公園のひらけた風、海産物の看板が並ぶ水産会館が少しずつ旅の向きを変えていった。特に心に残ったのは、岩盤に掘られたウニ増殖溝だ。海岸は自然のままの景色に見えるのに、そこには海藻を育て、ウニを守る人の工夫が刻まれている。宿戸漁港では、その仕組みが港の手仕事へ続いているように感じた。最後に久慈平岳の高みへ上がると、さっきまで読んでいた小さな案内や看板が、太平洋沿いの大きな地図の一部に見えた。歩く距離より、景色の読み方が変わった一日だった。
この旅の足跡
- 玉川駅の小さな駅舎を出ると、海へ向かう道の先が気になる。ここから旅が広がると思うと、案内板まで少し頼もしく見えた。
- 種市海浜公園は太平洋に面した開けた場所。平らな海岸線なのに、風の向きで歩く速度まで変わりそうで面白い。
- ひろの水産会館UNIQUEには海産物や特産品、軽食があり、種市海浜公園一帯も見渡せる。看板を読んでから味を選びたい。
- 種市海岸のウニ増殖溝は岩盤を櫛状に掘った海の仕組み。自然の地形と人の工夫が並ぶ姿に、海が畑にも見えてきた。
- 宿戸漁港では採れたてのウニの殻むき作業を見学できる機会がある。静かな港に、手仕事のリズムが隠れている気がした。
- 久慈平岳展望台からは太平洋や八戸方面まで見渡せるという。海岸で拾った細かな文字が、ここでは一枚の大きな地図になる。