LoqiRoam · 旅日記
水面から高架下へ、明るさの境目を歩く
公園、水路、商店街、高架下。光の形が変わるたびに歩く速度を変えた。
東中神を出て、まず昭和公園の広場へ向かった。競技場や木立の間に、昼の明るさがまだ広く残っている。そこから昭和記念公園へ進むと、園路の幅が変わり、光は地面ではなく葉の重なりとして落ちてきた。玉川上水では景色が一転する。細い流れに沿って歩くと、葉影が水面でほどけ、同じ場所を見返してももう別の模様になっていた。街へ戻り、錦商店街の店先で自然光が照明へ置き換わる。喫茶店で少し休むと、歩いている間には見えなかった橙色の薄さに気づいた。最後はサンサンロードへ出た。建物と高架の間に残った空が細く、夕方を濃く見せている。歩いた距離より、明るさの形が何度も変わったことが残った。
この旅の足跡
- 昭和公園は東中神駅から歩け、競技場や広場、小動物園がある。開けた場所なのに、夕方は木の影が急に濃くなり、光の境目に驚いた。
- 昭和記念公園は季節で閉園時刻が変わり、広い園路と緑の文化ゾーンがある。入口付近の光が、奥へ行くほど柔らかくなるのが面白かった。
- 玉川上水は江戸から続く水の道で、東京都水道局が散策マップを案内している。細い水面に葉影が流れ、道の狭さが光を長く留めていた。
- 玉川上水沿いの道では、木立の隙間からだけ空が見える。水面の反射は歩くたびに消え、同じ景色を二度つかめない気がした。
- 錦商店街は立川駅南口から徒歩5分で、個性的な店が並ぶ路地として紹介されている。店先の灯りが歩道の色を変え、昼の余韻が街へ沈んだ。
- 喫茶輪舞は立川市錦町の錦商店街にあり、平日はランチ営業もある。窓際で休むと、歩いている時に見落とした薄い橙色が残った。
- 立川のサンサンロードは曙町の都市空間として映像作品の舞台にもなっている。高架や建物の間に夕空が細く切り取られ、移動が景色を分けていた。