LoqiRoam · 旅日記

赤い壁、深い緑、布のひかり

大宮の喫茶店、神社、寺、歴史建築から峰山のちりめん文化へ進み、町の色を産業と祈りの記憶として集めた旅。

京丹後大宮駅を出たときは、駅前の看板や屋根の色を集めるつもりでした。最初の寄り道は大宮織物ホールの一階にある喫茶店。古い道具や緑の壁があり、町の産業が気取らない休憩場所にもなっていることに頬がゆるみました。そこから大宮売神社の木陰へ入り、祭りの音が聞こえそうな境内で、明るい色より深い緑のほうが強く残ることに気づきます。山あいの岩屋寺では石と苔の静けさを拾い、旧口大野村役場庁舎で町の時間を見送りました。最後は峰山へ足を伸ばし、丹後ちりめん発祥の記憶と金刀比羅神社の木島社を訪ねました。駅前で始めた色集めは、いつの間にか人の仕事と祈りが織り込まれた一枚の布になっていました。

この旅の足跡

  1. 駅から少し歩くと、古い建物の壁をつたう緑が目に入りました。大宮織物ホールの一階にある喫茶店で、町の産業が休憩場所にもなっているのが面白いです。
  2. 大宮売神社では、秋祭りに神楽や太刀振りなどが奉納されるそうです。静かな境内を歩くと、目立つ朱色より木々の深緑が記憶に残りました。
  3. 岩屋寺は大宮町谷内に残る寺で、絹本著色釈迦十六善神像も伝わります。山あいの道では、派手な色より石と苔の静かな組み合わせに惹かれました。
  4. 旧口大野村役場庁舎は昭和4年建造の建物として記録されています。角の立った外観を見ていると、昔の町の仕事場が今も道の色を決めているようでした。
  5. 峰山は丹後ちりめん発祥の地として紹介されています。約300年前の技術が土地の産業になった話を知ると、町の看板や布の光まで少し違って見えます。
  6. 金刀比羅神社の木島社は、ちりめん織業者の信仰で迎えられたと紹介されています。石段の先で、商いと祈りが同じ色を持っていたことに気づきました。
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