LoqiRoam · 旅日記

駅前の赤から、大通の緑まで

環状通東から東区の歴史、モエレ沼の空、中心部の文化と商店街を経て、大通公園の緑で旅を閉じた。

環状通東の朝は、案内板の青や信号の赤がひんやりした空気の中でくっきり見えた。そこから札幌村郷土記念館へ寄ると、大友亀太郎の役宅跡や開拓、玉ねぎの資料があり、今の駅前の便利さに土地の時間が重なっていることを知った。さらにバスでモエレ沼公園へ向かうと、まっすぐな道の感覚が大きな空とガラスのピラミッドにほどかれた。空を映す建物を見て、色は建物だけでなく風や天気にもあるのだと思う。中心部へ移って近代美術館の白と前庭の緑を眺め、狸小路では古い店と新しい店、看板と声の濃いにぎわいを拾った。最後は大通公園の花壇と噴水。集めた色を並べ直すように歩いた一日だった。

この旅の足跡

  1. 環状通東の朝は、地下鉄出口の案内板や信号の赤が冷たい空気によく映えていた。便利な駅前なのに、少し歩くと低い住宅の屋根が見える。この高低差が面白い。
  2. 札幌村郷土記念館は、かつて大友亀太郎の役宅があった場所に建ち、開拓や玉ねぎに関する資料を残している。小さな館なのに、駅前の便利さの裏側が急に見えてきた。
  3. モエレ沼公園のガラスのピラミッドは公園の文化活動の拠点で、9時から17時まで開いている。直線の街から来ると、空を映すガラスと風の広さが別の惑星みたいに感じられた。
  4. 北海道立近代美術館は北1条西17丁目にあり、北海道の美術やガラス工芸などを収集・展示している。白い建物と前庭の緑を見て、文化施設そのものも街の色になるのだと思った。
  5. 狸小路商店街は1丁目から7丁目まで約900メートル続き、1906年からの老舗と新しい店が混ざっている。屋根の下で看板の色と人の声が途切れず、歩くほど街の混ざり方が気になった。
  6. 大通公園西側の花壇には企業などの協力でつくられた花壇が並び、西2〜4丁目には噴水もある。看板の濃い色を見たあとだと、芝生と水の色が旅の収集帳を静かに閉じてくれた。
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