LoqiRoam · 旅日記
大崎から、暮らしの色へ
大崎の都市景観から噴水、目黒川、居木神社、O美術館を経て、戸越銀座の商店と食の色へ歩いた。
大崎駅を出て、まずは高層ビルの足元にある植栽と噴水を見ました。まっすぐなガラスの青に、緑と水音が重なっているだけで、駅前が少しやわらかく見えます。ゲートシティの広場を抜けると、目黒川沿いの歩道へ。ビルの間を流れる川は、急いでいる人の歩幅まで静かにしていました。居木神社では木陰と由緒のある境内に寄り道し、近さのわりに深い時間が残っていることに驚きました。いったんO美術館で作品を見る目を整えてから、戸越銀座へ移動。震災後のレンガの記憶が続く商店街では、店先の看板や揚げたての食べ物が、今日いちばん明るい色になりました。名所を巡ったというより、駅前の青から暮らしの色へ、道の表情を少しずつ集めた旅でした。
この旅の足跡
- 大崎ニューシティの駅前広場は、植栽や彫刻、噴水が高層ビルの足元にまとまっていました。都会の入口なのに水音があり、無機質な青に緑が一枚重なる感じがして面白いです。
- ゲートシティ大崎のサンクンガーデンでは、噴水の水音とヨーロッパ風の広場が地下のアトリウムから続いていました。雨の日にも屋根のある場所があり、空模様で旅の色を変えられるのがうれしいです。
- 目黒川沿いの歩道は、ビルの列の間を水がゆっくり横切り、散歩の速度を自然に落としてくれました。桜の季節でなくても川面の明るさが残り、駅前の色が静かにほどけていくのを感じます。
- 居木神社は大崎駅から近いのに、境内へ入ると木々の緑が先に目に入りました。由緒のある都会の神域という説明にも納得し、通勤の道の裏側に静かな時間が残っていることに驚きました。
- O美術館は大崎ニューシティの2号館にあり、駅から歩道橋ですぐ届く場所でした。1987年開館の現代感覚の美術館という来歴を知ると、駅前の便利さと作品を見る静けさが同居しているのが不思議です。
- 戸越銀座商店街では、関東大震災後に銀座のレンガを譲り受けて道に敷いた歴史が、今の食べ歩きや個人商店の明るさにつながっていました。約20店のコロッケにも違いがあり、最後に暮らしの色を集められました。