LoqiRoam · 旅日記

波の静けさから、窯の煙突まで

大村湾の海辺から公園、港のカフェ、戦争遺構、温泉を経て、波佐見の窯元の町へつなぐ旅。

小串郷を出て、まず大村湾のそばまで歩いた。海水浴場は夏のにぎわいを待つ場所なのに、今日の表情はとても静かで、波の小ささがかえって印象に残った。少し進むと孔雀のいる公園があり、海と緑と鳥の声が思いがけず近い。そこから海沿いのBUCO cafeへ向かうと、元造船所の建物に船舶灯が残り、小串トマトの料理が港の記憶を別の形で見せてくれた。対岸の片島では、穏やかな景色の中に魚雷発射試験場跡のコンクリートや煉瓦が残っている。一部立入禁止のため距離を置いて眺めたが、その制限も含めて場所の時間を感じた。最後はしおさいの湯で海を見ながら歩いた足を休め、さらに波佐見の中尾山へ移動した。路地、煙突、登窯跡。海から土へ景色が変わったところで、今日の小さな発見が三つどころか、静かな波、意外な鳥、建物に残る仕事の跡、そして焼きものの町まで、ゆっくりつながった。

この旅の足跡

  1. 海水浴場なのに、夏だけの場所という感じがしない。大村湾の波は驚くほど静かで、砂浜の先に低い山影が折り重なっていた。
  2. 名前の通り孔雀がいる公園なのに、最初に目を奪われたのは緑の濃さだった。鳥の声を探して振り向くたび、海の青がちらりと見える。
  3. 元造船所の母屋を改装したBUCO cafeは、船舶灯やジャイロが内装に残る。海を見ながら小串トマトの料理を選ぶと、港の記憶まで味になった気がした。
  4. 片島魚雷発射試験場跡では、緑の半島にコンクリートや煉瓦の線が残る。一部立入禁止と知り、眺められる範囲だけでも時間の重さを感じた。
  5. しおさいの湯は大村湾を間近に望む露天風呂があり、大浴場は9時30分から21時まで。歩いたあとに海を眺めて温まれる導線がうれしい。
  6. 中尾山には窯元の集まる路地、煉瓦の煙突、江戸時代の大量生産を支えた登窯跡が残る。海の旅の最後に土の匂いへ移る感じが新鮮だった。
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