LoqiRoam · 旅日記
曲がり角の先で、海へ
工業団地から川沿い、歴史の町、旧家のカフェ、港と海浜公園へ。道の雰囲気が少しずつ変わる順路を選んだ。
工業団地の端から始めたので、最初はどこまでも硬い道が続くと思っていた。けれど松田川の風に押されて進路がゆるみ、宿毛の中心では歴史館に寄り、町が静かなまま多くの人物を送り出してきたことを知った。隣の林邸では旧家の座敷とカフェの湯気が同居していて、過去は保存されるだけでなく、今日の休憩にもなっていた。そこから港側へ移ると、道の駅の物産、岸壁の広がり、そして大島の咸陽島へと景色がほどけていく。干潮なら島へ歩けるという話には、予定を少し裏切られたい気分にさせられた。今回は渡らず、海が次の曲がり角を隠しているところで旅を終える。
この旅の足跡
- 松田川の流れを横目に、工業団地の硬い直線が少しずつほどけていく。橋の上で風向きが変わり、今日は川が最初の案内役らしい。
- 宿毛歴史館は中央2丁目にあり、城下町の歴史と宿毛ゆかりの人物を模型や映像で紹介している。外の静かな道との落差が意外に大きい。
- 林邸は中央3-1-3の旧家を活用した施設で、本館は9時から17時、カフェでは宿毛野菜のホットサンドも見つかる。歴史の隣に湯気がある。
- すくもサニーサイドパークは田ノ浦の道の駅で、物産やキャンプの案内があり、海を眺める場所としても紹介されている。買い物だけで帰るのは少し惜しい。
- 宿毛湾港は豊後水道の南端にある海の玄関で、岸壁から咸陽島を望める。船の気配は見えなくても、道の終点が別の旅の入口に見えてくる。
- 咸陽島公園は大島378にあり、24時間利用できる海浜公園。干潮時には沖の島へ歩いて渡れることもあるらしく、今日はその誘惑だけを岸から眺める。