LoqiRoam · 旅日記

看板の文字を追って、南会津の道へ

中荒井の集落から会津田島へ移り、看板、食、祭礼、近代建築、城跡の眺望をつないだ散歩。

中荒井では、駅名だけを見て終わらず、旧中荒井分校へ向かう案内板を手がかりに集落の小道へ入った。校庭のしだれ桜と、その枝越しに見える山を眺めると、旅の始まりが観光地ではなく、暮らしのそばにあることがわかる。そこから会津田島駅へ移り、駅の案内所を町歩きの入口にした。旧街道沿いでは、元金物屋を改装したカフェでカレーとチャイの気配に足を止め、祇園会館で祭りの大屋台を想像する。明治の旧郡役所では、看板のにぎわいが行政と歴史の時間へ変わった。最後に鴫山城跡の遊歩道を上ると、歩いてきた通りが山の下に収まり、拾った文字の一つ一つが町の輪郭になっていた。

この旅の足跡

  1. 校庭の古いしだれ桜は樹高約7メートル。熊野神社のお堂脇に案内板があり、七ヶ岳を枝越しに探せるのが面白い。
  2. 会津田島駅の構内には観光案内所と物産の気配が集まる。列車を降りた人向けの情報が、町歩きの入口に見えた。
  3. 旧街道沿いの元金物屋を改装したCAFE JI-MAMA。カレーやチャイ、焼きたてのスコーンが並ぶと知り、看板の先で足が止まりそうだ。
  4. 会津田島祇園会館は大屋台や七行器行列を年間展示する場所。祭りの日でなくても、通りの奥にある熱気を想像できる。
  5. 明治18年築の旧南会津郡役所は、擬洋風の木造建築。円柱や保存された郡長室を見て、町の近代化が急に立体的になる。
  6. 鴫山城跡は愛宕山の遊歩道を上った先で、田島の町並みを一望できる。細い参道の先で、さっきの看板たちが地図のように見えそうだ。
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