LoqiRoam · 旅日記

光の細道

丘陵、鉄道の町、新津川、美術館、石油の里をつなぎ、近い場所の光の変化を追った。

東新津から歩き始め、最初に秋葉公園の斜面へ入った。木もれ陽は地面に小さな島をつくり、駅の近くなのに歩く速度を変えた。丘を下ると、0番線商店街の国鉄色の柱と踏切が現れた。町の明るさの中に、使われなくなった時間が薄く残っている。新津鉄道資料館では、その気配が展示や車両の影として輪郭を持った。そこから新津川へ出ると、水面と列車の動きが一度だけ重なった。午後は新津美術館へ移り、外の光をいったん白い空間に預けた。終わりに石油の里公園を歩くと、産業の記憶と里山の緑が隣り合っていた。遠くへ行った旅ではない。近い場所の明るさが、丘、商店街、水、美術、森の順に静かに変わった。

この旅の足跡

  1. 秋葉公園は海抜約80メートルの丘陵で、木もれ陽の遊歩道が秋葉湖から始まる。斜面の光が平地と違って見えた。
  2. 0番線商店街は国鉄色の柱や本物の踏切、SLの車輪が残る。明るいアーケードなのに、時間だけが少し暗い。
  3. 新津鉄道資料館には屋内常設展示と屋外展示があり、鉄道のまちの歴史を立体的に見られる。車両の影に驚いた。
  4. 新津川には木製のひまわり橋と、磐越西線を近くで見られる踏切がある。水面の反射と列車の動きが同じ画面に入った。
  5. 新津美術館は近現代美術から絵本原画まで扱い、午前10時から午後5時まで開館する。白い空間で光の輪郭が細くなった。
  6. 石油の里公園には石油の世界館と里山ビジターセンターがあり、産業遺産と丘陵の自然が隣り合う。夕方の緑が油井模型を柔らかくした。
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