LoqiRoam · 旅日記

御徒町から、看板の向こうの色へ

御徒町のにぎわいから高架下の手仕事、古い商店街、庭園、水辺、博物館をめぐり、最後に日常の市場へ戻った。

御徒町を出ると、アメ横の赤や青がいきなり目に飛び込んできた。人の声と看板の重なりを楽しんだあと、高架下の2k540へ向かうと、同じ駅のそばなのに空気がすっと静かになる。革や金属の店先を眺め、佐竹商店街では派手ではない暮らしの色を拾った。そこから旧岩崎邸庭園へ進むと、木と芝と洋館の装飾に、街の時間が何層もあることを感じる。不忍池の水面で少し休み、東京国立博物館の表慶館の石とドームを見上げた。最後は吉池の食品売り場へ戻る。今日集めた色は、特別な景色だけでなく、誰かが買って帰る食材の中にもちゃんと残っていた。

この旅の足跡

  1. アメ横の入口は看板が重なって、赤い文字と青い屋根が朝から元気だ。魚の声まで色みたいに聞こえて、駅前は思ったより立体的だった。
  2. 高架下の2k540は、工房と小さな店が続く白い通り。金属や革の手触りが看板より先に目に入り、駅の下がこんなに静かな工作室になるのかと驚いた。
  3. 佐竹商店街は日本で古い商店街のひとつと紹介される場所で、アーチの下に昔ながらの店先が残る。派手さより、暮らしの色が長く続いている感じがした。
  4. 旧岩崎邸庭園は洋館と和館、撞球室が並ぶ庭園で、濃い木の色と芝の緑の間に建物の装飾が浮かぶ。街中なのに時間の速さが変わった。
  5. 不忍池は鵜の池、蓮池、ボート池に分かれ、水面の向こうへ街の音がほどけていく。蓮は夏の朝に咲くと知り、同じ池でも時間で色が変わるのが面白い。
  6. 表慶館は中央と左右にドーム屋根を持ち、外壁には製図用具や工具、楽器のレリーフがある。中が休館中でも、石と青銅の正面だけで駅前の色集めが背筋を伸ばした。
  7. 吉池は御徒町駅から徒歩1分ほどで、1階の鮮魚から地下の食品や酒まで11フロアに買い物が重なる。最後に見ると、旅の色は名所だけでなく持ち帰る食材にも宿る。
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