LoqiRoam · 旅日記
曲がり角を五つ、空の広い方へ
商店街の生活感、龍ケ崎コロッケ、撞舞と歴史資料、水辺、展望を曲がり角でつないだ。
竜ヶ崎駅を出たとき、今日は目的地を急いで決めないことにした。商店街へ向かう道では、古い看板や店先の気配が角ごとに変わり、街が地図より細かくできていることに気づく。龍ケ崎コロッケを探して立ち止まると、空腹まで旅の判断材料になった。八坂神社の撞舞の話を知ってから旧市街を歩くと、何気ない通りにも祭りの柱を支えるような緊張感がある。歴史民俗資料館では、撞舞の資料、昭和の道具、水車小屋、蒸気機関車が一つの場所に並び、時間の流れが少し乱れた。最後は牛久沼の水辺へ抜け、さらにたつのこ山で街を見下ろした。細い道の連続から広い空へ出る転換が、今日いちばん気まぐれで、いちばん正しかった。
この旅の足跡
- 商店街へ入ると、駅前の整った気配より先に、店先の生活音が近づいてきた。小さな通りなのに角ごとに表情が変わり、予定を一つ忘れて歩くのにちょうどいい。
- 龍ケ崎コロッケは、地元の米粉や野菜を使う店もあるらしい。揚げたてを探しているうち、食べ歩きと街の観察が同じ行為になっていた。
- 八坂神社の撞舞は、約14メートルの柱で曲芸を奉納する行事だという。今日は柱を見上げるだけなのに、祭りのない通りまで少し緊張して見えた。
- 歴史民俗資料館には撞舞の資料だけでなく、昭和の道具や納屋、水車小屋、竜ヶ崎線の蒸気機関車もある。過去が展示室の外まで歩いてきたようで意外だった。
- 牛久沼水辺公園のウッドデッキからは、条件がよければ筑波山や富士山まで見えるという。今日は遠景より、水面を横切る風の方が先に目に入った。
- たつのこ山は、頂上から筑波山や東京スカイツリー、富士山まで望めることがある場所。遠くを見るつもりが、今日選ばなかった道まで気になってきた。