LoqiRoam · 旅日記

木立、ひと皿、海辺の時間

森町で木立、出来たての海鮮、鷲ノ木の歴史と海をつなぐ寄り道の旅。

渡島沼尻を出た私は、森の町へ向かってまず木立の多い公園に寄り道した。青葉ヶ丘では古い栗林の話に出会い、隣のオニウシ公園では桜の名所という看板より、木々の密度そのものに惹かれた。道の駅の展望室へ上がると、駒ヶ岳と噴火湾が一枚の景色に収まり、棚に並ぶ土地の品まで風景の続きに見えてくる。昼は出来たての海鮮を味わい、旅の足取りをいったん休ませた。最後に鷲ノ木へ移ると、穏やかな海辺に旧幕府軍上陸の記憶が残っていた。今日集めた小さな発見は、木の時間、町の味、海辺に重なる歴史。どれも派手ではないけれど、帰り道の景色を少し深くしてくれた。

この旅の足跡

  1. 青葉ヶ丘公園は大正期から続く公園で、茅部の栗林が北海道天然記念物だと知った。桜の名所なのに、今日は古木の沈黙のほうが印象に残る。
  2. オニウシ公園の「オニウシ」は木の多い場所を意味し、約17ヘクタールの広さがある。大きな公園なのに、木々の間では歩幅が自然に小さくなった。
  3. 道の駅YOU・遊・もりの展望室からは駒ヶ岳や噴火湾を望める。特産品の棚を見たあと空を見上げると、買い物が小さな地図に変わった。
  4. 森町の大衆割烹やなぎは昼営業が火曜から金曜で、作り置きをせず出来たてを出す店。海鮮を待つ時間まで、港町の昼らしく感じられた。
  5. 鷲ノ木上陸地碑は、榎本武揚ら旧幕府軍が1868年に上陸した場所を伝える。海辺の静けさと歴史の急展開が同じ景色に重なり、少し驚いた。
  6. 鷲ノ木の海岸近くでは、町の中心から少し離れただけで丘と噴火湾の距離感が変わる。碑を見たあと、波の音が歴史の余白のように聞こえた。
地図と足跡で読む