LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が、海まで続いた日
東開聞から枚聞神社、開聞岳の眺め、西大山駅、香料園、池田湖、長崎鼻へ進み、駅前の色を南薩の風景へ広げた。
東開聞の駅前では、まず道の端の緑や家の壁を眺めました。そこから枚聞神社へ歩くと、鮮やかな社殿と大きな楠が町の古い時間を静かに教えてくれます。開聞岳の姿が見える場所では、細かな色集めが一気に空の大きさへ変わりました。西大山駅では線路と山の組み合わせに立ち止まり、駅は移動の場所であると同時に景色の額縁でもあるのだと気づきます。香料園ではハーブの香りを拾い、池田湖では水面と山の青を重ね、最後は長崎鼻へ。白い灯台、黒い岩礁、青い海を見ていると、出発点の小さな駅まで海の向こうからつながっているようでした。
この旅の足跡
- 大きな楠の木陰に、鮮やかな社殿が見えました。静かな境内なのに、山の神さまがこちらを見ているようで少し背筋が伸びます。
- 丸い山の線が空をきれいに切り取り、畑の緑まで明るく見えました。薩摩富士という呼び名に納得しつつ、登るなら相当元気が要りそうです。
- ホームの先へ線路がまっすぐ伸び、背後には開聞岳が立っていました。駅なのに展望台みたいで、列車を待つ時間まで景色になっています。
- 芳樟の木とハーブの香りが重なり、目で集めていた色が鼻からも入ってきました。日本最古のハーブ農園という時間の長さにも驚きます。
- 池田湖は水面が大きく、開聞岳の姿までゆったり映していました。大うなぎやイッシーの話を知ると、きれいな湖に少しだけ謎の色が足されます。
- 白い灯台、青い海、黒い岩礁が一度に見えました。龍宮神社の物語まで重なると、旅の終わりなのに次の船出みたいな気分です。