LoqiRoam · 旅日記

看板の角を曲がるたび、川と町のあいだ

宮山から寒川神社、厚木の渡し跡、商店街、老舗店、相模三川公園へ。看板と水辺と眺望をつなぐ散歩。

宮山を出て、まず寒川神社の参道に入った。大きな鳥居と長い歴史を示す案内は、歩き始めの気持ちを整えてくれる。そこから厚木へ移ると、旅の向きが変わった。三つの川が集まる水辺には、かつて渡し場があり、人や道が水を越えていた時間が想像できる。相模三川公園では川と丹沢の眺望に足を止め、細い遊歩道の先で今度は厚木一番街の大きなアーチ看板に迎えられた。にぎやかな通りを歩き、昭和七年創業のピーナッツ店のレトロな看板を見つけると、歴史が急に手のひらサイズになった。最後は公園の自然観察園と夕焼けの丘へ戻り、文字の多い一日を広い空の下でほどいた。

この旅の足跡

  1. 寒川神社の大きな鳥居をくぐると、約千五百年の歴史が参道の奥行きに重なった。案内の文字を追ううち、ここから町歩きが始まる気がした。
  2. 相模川・中津川・小鮎川が集まる場所には、かつて厚木の渡しがあった。川面は静かでも、道がここで交差していた想像に少し驚く。
  3. 相模三川公園では相模川と大山・丹沢の眺望が一気にひらけ、鳩川沿いの遊歩道が細く続く。看板のない景色も旅の手がかりになる。
  4. 厚木一番街には大きなアーチ型看板があり、通りは歩行者専用道路としてにぎわう。川辺の余白から戻ると、文字の多さが音のように感じられる。
  5. 昭和七年創業のオノヅカピーナッツは、レトロな看板とピーナッツのキャラクターが目印。店先の一枚絵が、商店街の歴史を急に親しくした。
  6. 県立相模三川公園の自然観察園と夕焼けの丘を歩くと、朝の細かな看板探しが遠くなる。丹沢の輪郭を見ながら、旅の速度がやっと落ちた。
地図と足跡で読む