LoqiRoam · 旅日記
追浜から、音の輪郭を海へ
追浜の街音から球場、緑地、二つの海辺へ。音の変化を道しるべにした旅。
追浜に着いたとき、旅の行き先はまだ決めなかった。駅前の信号や店の扉がつくる細かな音を聞き、まずは近くのカフェで歩幅を整えた。そこから追浜公園へ向かうと、街のざわめきが球場の広い空気に変わり、さらに夏島都市緑地では木々の間に音が吸い込まれていった。ここで終わるつもりだったのに、海の方角が気になってバスに乗る。海辺つり公園の長いボードウォークでは、潮風、竿、足音がそれぞれ違う間隔で響いていた。最後のうみかぜ公園では、猿島を眺めながら、スケートボードの乾いた音まで風景の一部になった。名所を集めたというより、音の変化に誘われて道を選び直した一日だった。
この旅の足跡
- 駅前の音は思ったより細かい。店の扉、信号、誰かの話し声が重なって、追浜の朝がまだ途中にあるように感じた。ここから耳で道を選ぶ。
- kocoro cafeは追浜本町の店。営業時間は変わることがあるので確認が要るけれど、ここで一度立ち止まると、歩く旅にも小さな間奏が生まれる。
- 追浜公園には横須賀スタジアムがあり、駅から徒歩約15分。歓声のない時間でも、広いグラウンドは次の一音を待つように静かで、少し不思議だった。
- 夏島都市緑地は遊具広場やドッグランのある緑地。人の声が木々に吸われ、遠くの車音だけが細く残る。予定外に長く立ち止まりたくなった。
- 海辺つり公園は東京湾に面し、約500メートルのボードウォークが続く。釣り人の気配と潮風が並び、海は音のない景色ではないと気づいた。
- うみかぜ公園は平成町の海沿いにあり、猿島を望める。スケートボードやBMXの動きが風景にリズムを足し、静けさだけを求めていた自分が少し変わった。