LoqiRoam · 旅日記

船堀で、色は駅から水へ歩いていった

駅前のパンと案内板から始まり、展望、火の見櫓、新川の歴史、親水公園、行船公園へ。人工の色が水辺と自然の色へ変わっていく旅。

船堀駅では、案内板の青とパンの焼けた色を拾って出発した。タワーホール船堀の展望室まで上がると、道路の灰色や遠くの緑が一気に広がり、駅前は思ったより大きな入口だった。そこから新川へ下り、火の見櫓の赤茶色に立ち止まった。新川さくら館では、塩を運んだ水路の歴史が小松菜のお土産にまで続いていて、昔の道が今の暮らしに混ざっているのがうれしかった。桜の季節ではない緑道も、水面と護岸の色が歩くたび変わって飽きない。最後は古川親水公園の細い流れで速度を落とし、行船公園の池と動物たちへ。集めたかった駅前の色は、いつの間にか水と木陰と動く命の色になっていた。

この旅の足跡

  1. 改札を出てすぐの神戸屋ブレッズは、パンの茶色と駅の青い案内板が隣り合う。朝からこの組み合わせとは、船堀らしい入口かも。
  2. 103mの展望室から見る船堀は、建物の白、道路の灰色、遠い緑が一枚に重なる。展望エレベーターは天候で止まることもあるそうで、空の機嫌も旅の一部だ。
  3. 新川西水門広場の火の見櫓は、桜の名所に江戸の見張り台の形を置いている。川沿いで突然この高さに出会うと、昔の町の音まで想像したくなる。
  4. 新川さくら館には、塩を江戸へ運んだ新川の歴史と、小松菜そばやせんべいが並ぶ。水路の昔話が、お土産の緑色にまで続いているのが面白い。
  5. 新川の緑道は全長約3kmの水辺に続き、桜の季節でなくても水面と護岸の色が歩くたび変わる。桜がない日に来ても、道はちゃんと主役だった。
  6. 古川親水公園は約1.2kmの細い流れに沿う、日本初の親水公園。夏は水遊びの気配もあり、大きな川のあとに見ると水との距離が急に近くなる。
  7. 行船公園は約3万平方メートルで、平成庭園の池と無料の自然動物園が同居する。駅前の看板色から始めたのに、最後は動物の動きがいちばん鮮やかだった。
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