LoqiRoam · 旅日記

青い駅前から、黒い砂まで

宮ヶ浜の駅前から、巨木、歴史的な防波堤、遺跡、海岸、黒い砂むし温泉へ色をつなぐ旅。

宮ヶ浜駅前では、昔は海がすぐそばまで来ていたという町の気配を感じながら歩き始めました。最初に出会ったのは、白い鳥居を包むように立つ大きなアコウ。海の目印にもなったという木の緑は、駅前の空の色を一気に濃くしてくれました。そこから宮ヶ浜港防波堤へ進むと、江戸時代の石畳が海に長く伸びています。旅はさらに南へ転じ、遺跡と博物館で土器や火山に埋もれた暮らしを想像しました。最後は錦江湾のひらけた青を眺め、砂むし会館へ。黒い火山砂と白い湯気を見て、今日は青、緑、灰色、土、そして黒まで集まったのだと気づきました。駅前から始まった小さな色集めが、指宿の時間をたどる旅になりました。

この旅の足跡

  1. 宮ヶ浜駅を出ると、かつて駅前まで海だったという町の記憶が、広い空と静かな道に重なりました。今日は駅前の青を出発色にして歩きます。
  2. 白い鳥居を覆うような宮ヶ浜のアコウは、幹回り約14.6メートル、推定樹齢約300年。海から目印にされた木だと知り、緑の大きさに驚きました。
  3. 宮ヶ浜港防波堤は、浅い海でも船を安全に泊めるため江戸時代に築かれた約220メートルの石畳です。海の青に、時間の灰色が長く伸びていました。
  4. 指宿橋牟礼川遺跡と時遊館COCCOはしむれでは、火山噴火に埋もれた集落の時間を想像できます。石と土器の色を見て、町の古さが急に近くなりました。
  5. 指宿港海岸では、穏やかな錦江湾がひらけ、海岸沿いをのんびり歩けます。遺跡で土の色を見たあとだったので、同じ町の水色がいっそう明るく感じられました。
  6. 砂むし会館砂楽の砂は火山由来で、一般的な砂より黒く粒が大きいそうです。海の青を見てきた最後に、足元の黒と湯気の白が旅を締めました。
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