LoqiRoam · 旅日記
日羽で、道の記憶を拾う
日羽の社寺と古木をめぐり、下倉で休み、美袋の古木へ視界を広げた寄り道の旅。
日羽駅を出ると、まず八幡神社へ向かった。駅から近いのに、鳥居の先では道の音が少し遠くなる。そこから普門寺へ折れ、観光地の輪郭よりも、暮らしの中に残る静けさを選んだ。次に見つけた作原の椋の古木は、樹齢約500年。昔の松山往来で人が休んだ木だと知ると、ただ大きいだけではなく、曲がり角のたびに誰かを受け止めてきた木に見えた。歩き疲れたところで下倉のカフェへ寄り、営業情報を確かめてから草田八幡宮の木立へ進む。最後は少し気が変わり、美袋へ列車で移動した。別の社の古木を見て、日羽の一日が一本の道ではなく、木陰と水の流れでつながっていたことに気づいた。
この旅の足跡
- 駅から歩いてすぐなのに、日羽八幡神社には村の鎮守らしい厚みがある。由緒は古く、祭礼の日には道の表情も変わりそうだ。
- 普門寺は日羽駅から徒歩圏の寺。観光地らしい派手さがないぶん、駅前の生活道から静けさへ移る境目が面白い。
- 作原の椋の古木は樹齢約500年、幹の周囲は約7メートル。かつて松山往来の休憩所だったと知り、木の下に道の記憶を感じた。
- 下倉607のなごみCafe和は朝から昼過ぎまでの営業情報が見つかった。駅から約1.2km、歩いた後の一杯にちょうどよい距離だ。
- 草田八幡宮は下倉の社叢とともに記録されている。建物だけでなく、道を包む木立そのものが目的地になる場所だと思った。
- 美袋八幡神社には樹齢約280年のラカンマキがある。日羽の大木とは違う時間の重なりを見たくなり、最後だけ列車で範囲を広げた。