LoqiRoam · 旅日記

花の丘から黒い石まで

遠軽の社、丘、木のおもちゃ、白滝の黒曜石をつなぎ、町の時間の層を拾う旅。

安国を出て遠軽へ向かうと、旅は駅の名前よりも、道の途中で見える時間の層に引っぱられていった。遠軽神社では町の始まりを伝える木碑の由来に出会い、道の駅では山の遊びと日々の買い物が隣り合っていることに気づく。そこから太陽の丘へ上がると、花畑は色より先に風景の広さで迫ってきた。さらに見晴牧場へ視線を移すと、花の町の奥に牛と緑の静かな時間があった。生田原では木のおもちゃを眺め、最後に白滝で黒曜石の光沢を見る。今日集めたのは、木碑、木のおもちゃ、黒い石の三つ。どれも小さなものなのに、町の過去と現在を思いがけず長くつないでくれた。

この旅の足跡

  1. 遠軽駅から徒歩圏なのに、境内には明治期の木碑の由来が残っていた。町の始まりを静かに見ているようで、鳥居の向こうの時間が少し長く感じられる。
  2. スキー場に隣接する道の駅で、買い物の場所と山の遊び場が一続きになっている。営業時間は9時から18時、旅の途中の補給所として頼もしい。
  3. 丘の斜面を埋める花畑は、約10ヘクタールという数字より先に風の広さで迫ってくる。季節の花とオホーツクを望む高台が同居するのが面白い。
  4. 花の公園のさらに奥に、213ヘクタールの見晴牧場が広がる。牛が緑に溶ける景色を想像すると、花畑の主役は花だけではないと気づく。
  5. 生田原駅から徒歩7分の館に、世界40か国の木のおもちゃが集まる。展示を見るだけでなく触れて遊べると知り、旅人の手も少し子どもに戻った。
  6. 白滝では黒曜石の成り立ちと、約2万年前の石器を同じ場所で見られる。黒い光沢の鋭さに、遠い昔の道具が急に身近になる感覚があった。
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