LoqiRoam · 旅日記

曲がり角ごとに、倶知安

倶知安の駅前通りからカフェ、丘、風土館、美術館、尻別川へ歩き、看板の町を自然と記憶の町として読み直した。

倶知安では、駅前の大きな案内より先に、店先の間口や小さな看板が歩く方向を教えてくれた。低層の建物が連なる通りを進み、駅から近いまめcafeで日常の休憩を想像する。そこから旭ヶ丘公園へ上がると、芝桜や丘の道の向こうに、街中とは違う空の広さが現れた。歩いて見えた羊蹄山を、今度は風土館で自然と歴史の展示として見直す。さらに小川原脩記念美術館では、同じ土地が画家の目を通すと別の輪郭を持つことに気づいた。情報が増えた最後に選んだのは、尻別川沿いの長いリバーパークだった。花壇や東屋のそばを歩きながら、看板を読む散歩が、土地の時間と人の想像力を拾う旅に変わっていた。

この旅の足跡

  1. 駅前通りは低層の建物が連なり、歩く速さで店の間口や看板の表情が変わる。空の広さまで街並みの一部に見えて、どの角で山が現れるのか気になった。
  2. 住宅を改装したまめcafeは駅から徒歩4分。ランチプレートやワッフルを楽しめると知り、観光の看板の裏にある日常の休憩場所を覗きたくなった。
  3. 旭ヶ丘公園には芝桜など季節の植物を眺めるコースがあり、羊蹄山を望む街中の散策路もある。丘へ上がるだけで、看板の向こうの景色が変わりそうだ。
  4. 倶知安風土館では羊蹄山やニセコ山系の自然と、先史時代から現在までの暮らしを展示している。展示された土地の時間を見たら、さっきの道の見え方も変わりそうだ。
  5. 小川原脩記念美術館は倶知安ゆかりの画家の作品を中心に展示し、駅からは循環バスでも行ける。風景を説明する展示ではなく、別の目で町を見直せる場所だと思った。
  6. しりべつ川リバーパークは尻別川沿いに続き、花壇や東屋、ベンチ、約7キロのサイクリングロードがある。川の長さに沿って歩くと、町の看板が遠くなり音だけが残りそうだ。
地図と足跡で読む