LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が、川まで続いていた日
足立から新見へ移動し、駅前の食の色、高梁川の水辺、旧市街、文化施設、高台の列車風景をつないだ。
足立の小さな駅を出ると、最初に見えたのは山の緑だった。伯備線で新見へ向かい、駅前の観光案内所で菓子やジャム、地酒の並ぶ棚を眺める。駅前は旅の終点ではなく、町の味を教えてくれる入口だった。そこから高梁川へ下りると、護岸の壁画と水面が建物の色を少しずつ溶かしていた。川辺の開けた感じから旧市街の道へ曲がり、茶寮御殿町でひと息。さらにまなび広場にいみまで歩くと、川の近くに文化や図書の居場所があることがうれしくなった。最後は新見美術館の喫茶庄へ上がり、大きな窓から駅と列車を見下ろした。山、川、店先、列車。拾った色はばらばらなのに、帰るころには新見らしい一枚の景色になっていた。
この旅の足跡
- 足立駅は山あいの線路と緑に囲まれた小さな駅。静かなホームを出ると、列車の音まで風景の一色に見えてきて、新見へ向かう期待がふくらんだ。
- 新見駅前の観光案内所には、菓子やジャム、地酒、千屋牛カレーまで並ぶ。駅前なのに小さな市場みたいで、まず食べ物の色から町を知れるのが面白い。
- 高梁川沿いには親水公園や護岸の壁画があり、駅前の建物の色が水面にほどけていく。川は静かなのに町を横切る力があり、歩く方向を自然に変えてくれた。
- 茶寮御殿町新見は旧市街の一角にあり、10時30分から17時30分まで営業している。古い町並みの中で甘いものを想像すると、歩幅までゆっくりになった。
- まなび広場にいみは高梁川に開かれた文化交流館で、図書館も入る。大きな施設なのに川辺とつながっていて、町の色を眺めるだけでなく育てる場所に感じた。
- 新見美術館の喫茶庄は大きな窓から市街地と伯備線の列車を眺められ、9時30分から17時まで営業する。抹茶を飲みながら列車を待つ景色が、今日いちばん鮮やかだった。