LoqiRoam · 旅日記
駅前の色から、町の奥の色へ
新関から五泉・村松へ列車と徒歩で進み、駅前の看板、公共文化、城下町の道、桜、公園隣のカフェをつないだ。
新関を出発して、磐越西線の短い列車で五泉へ移った。最初は駅前の看板や商店の色を集めるつもりだったけれど、ラポルテ五泉の広い空間で音楽の気配に触れ、旅の色は少し落ち着いた。村松へ進むと、道はまっすぐではなく、水路や曲がり角に導かれるように続いていた。曲がるたびに山が見えるという城下町の仕掛けは、歩く人への小さな贈りものみたいだった。村松公園では約3000本の桜の木が視界を広げ、ごせん桜アロマ工房ではその桜が香りや甘い休憩に変わった。帰り道に古い町名の看板を見つけ、出発点で見た人工的な色も、町の記憶や山の緑とつながっていたのだと気づいた。
この旅の足跡
- 新関を出て五泉駅に着くと、駅前一丁目の小さな商店や看板が目に入る。列車で七分なのに、駅前の色が少し濃くなった感じがして面白い。
- ラポルテ五泉は午前9時から午後10時まで開く交流拠点で、音楽用のグランドピアノもある。駅前の雑多な色から、広いホールの静かな色へ変わるのが不思議だ。
- 村松の城下町は、水路や曲がった道、ずれた交差点で町人町と武家地を分けていた。曲がるたび山が見えるという仕掛けに、道が小さな絵の額みたいだと思った。
- 村松公園は日本さくら名所100選の一つで、約3000本の桜がある。花の季節でなくても木々の量に圧倒され、駅前で集めた人工の色が緑にほどけていく。
- ごせん桜アロマ工房は村松公園の隣にあり、五泉の八重桜から天然エキスやパウダーを使った商品を作る。カフェで一息つけるので、桜が食べものの色になるのが楽しい。
- 村松の城下町には、いまも昔の町名を記した案内看板や細い小路が残る。帰り道にもう一度角を曲がると、最初はただの道だった場所が町の記憶に見えてきた。