LoqiRoam · 旅日記

木の町からデニムの青へ

三谷から矢掛宿を歩き、井原駅前の建築とデニムの青へ進んだ。

三谷駅のホームで旅を始めた。最初は駅前の看板や屋根の色を集めるつもりだったけれど、井原線に乗ると、車窓の緑も駅の一部のように見えてきた。矢掛駅で降りると、現代の案内板の先に宿場町の道が続いている。木の格子、土壁、店先の小さな商品を眺め、やかげ町家交流館でひと息ついた。そこから旧矢掛本陣石井家へ歩くと、町の色がただ古いだけではなく、長い往来を受け止めてきた色だと感じた。旅の後半は井原へ移動した。石造りの駅前広場と曲線の駅舎は矢掛とまるで違い、町の入口そのものが未来の形をしている。最後に井原デニムストアで青を見た。木と土のあとに現れた青は鮮やかだったが、土地の織物の歴史につながっている。駅前の色を探していたら、町の時間の違いまで集める旅になった。

この旅の足跡

  1. 三谷駅の小さなホームから出発。井原線は町の輪郭をゆっくり見せてくれて、駅前の色を探す旅なのに最初から車窓の緑まで拾えたのがうれしい。
  2. 矢掛駅の駅舎から宿場町へ歩くと、観光地の入口なのに生活の店も混じる。江戸の道へ向かう案内と、今の町の看板が同じ通りにあるのが面白い。
  3. 築80年を超える古民家を使ったやかげ町家交流館は、木の色が落ち着くのに案内や土産物で町の現在も見える。10時から18時まで開いているのも頼もしい。
  4. 旧矢掛本陣石井家は国の重要文化財で、広い町家の奥行きに宿場の仕事の厚みが残る。篤姫の宿泊記録まであると知り、壁の色が急に遠い旅の色に見えた。
  5. 井原駅前は石造りの広場と、弓や矢を思わせる曲線的な駅舎が印象的。矢掛の木と土の景色から来ると、駅前に現れた青い未来みたいで少し驚いた。
  6. 駅構内の井原デニムストアで、土地の織物がそのまま駅前の青になる。昔からの織りの技術と今のデニム商品が並び、最後に集めた色がいちばんはっきり残った。
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