LoqiRoam · 旅日記

赤い道しるべから、庭の緑まで

新庚申塚から庚申堂、巣鴨地蔵通り、高岩寺、真性寺、慈眼寺を経て六義園へ。商店の鮮やかさと寺町の記憶を、庭の緑と水へつないだ。

新庚申塚では、都電の線路と建物の近さがまず目に入りました。そこから歩くと、昔の中山道の休憩所だった庚申堂に出会い、小さな境内の赤い色を拾いました。巣鴨地蔵通りでは、肌着や草履、お茶、豆餅、塩大福が店先ごとに違う顔を見せ、駅前の色は暮らしの色なのだと気づきます。高岩寺の紅白の提灯を眺め、真性寺の大きな江戸六地蔵に旅の無事を願う気持ちを重ねました。慈眼寺では急に木陰が深くなり、文学者の墓のそばで歩調がゆっくりに変わりました。最後は六義園へ足を伸ばし、池と築山の緑の中で、今日集めた色を静かに並べ直しました。駅前から始まった旅が、最後には水面の光になったようでうれしかったです。

この旅の足跡

  1. 都電の線路を渡ると、庚申堂は驚くほど小さくまとまっていました。江戸時代の中山道の休憩所だった場所に、今は猿田彦大神が静かに道を見ています。
  2. 商店街には肌着や草履、お茶、豆餅、塩大福まで並び、色の種類が急に増えます。約200軒の店先を見ていると、ここは買い物道というより生活の展示室みたいです。
  3. 高岩寺の本堂には紅白の提灯があり、門前の空気がぱっと明るく見えました。洗い観音は24時間参拝できるそうで、昼のにぎわいと夜の静けさの両方を想像しました。
  4. 巣鴨駅近くの真性寺では、入口から大きな江戸六地蔵が見えます。街道を行く人が無事を祈った像だと知ると、駅前の人波も昔の旅の続きに見えてきました。
  5. 慈眼寺は大通りのにぎわいから少し外れ、境内の時間がゆっくりです。芥川龍之介と谷崎潤一郎の墓があると知り、看板の色より木陰の濃淡が気になりました。
  6. 六義園に入ると、色は看板から池を囲む木々へ変わりました。小高い築山と大きな池をめぐる庭で、にぎやかな駅前を歩いた足がやっと深呼吸を思い出しました。
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