LoqiRoam · 旅日記
曲がり角に名前をつける
古墳から森林公園、歴史展示、郷土料理、駅前文化、公園の看板へと、鳥栖の古今を歩いて読む旅。
弥生が丘を出たときは、目につく看板を拾いながら歩くつもりだった。最初に出会ったのは、住宅地の奥に残る古墳の石室。約1450年前の装飾文様を想像すると、普段の公園の小道が急に遠い時代へつながった。田代公園ではその想像をいったん置き、木立と高台の空気に身を預けた。そこからサンメッセ鳥栖の展示室へ移ると、映像や壁面の資料が、鳥栖を人や物が行き交う町として見せてくれた。ご当地料理を挟んで駅近くのピアノ展示を眺め、最後は芝生と花のある東公園へ。道の履歴、食の現在、遊び心のある案内表示が一本につながり、出発点は単なる駅ではなく、知らない町を読むための入口になった。
この旅の足跡
- 住宅地の奥に、約1450年前の古墳の石室が保存されている。赤い装飾文様があったと知ると、梅坂公園の小道まで急に考古学の入口に見えてきた。
- 田代公園は高台の自然公園で、遊具だけでなく森林浴や休憩所もある。観光地の看板を離れて木立を歩くと、鳥の声のほうが道案内になった。
- サンメッセ鳥栖の歴史文化交流展示室は、映像展示や資料展示を組み合わせて鳥栖の交流史を見せる。壁や床まで展示になる構成に、建物の見方が変わった。
- 鳥栖のご当地料理とりこどんは、市内の複数店で味わえる名物。店先の短い文字だけで注文を決めると、土地の名前が味の記憶に変わった。
- 鳥栖駅近くのサンメッセ鳥栖は、1階に情報と憩いの場があり、映画で知られたピアノも展示している。案内板の先に意外な物語があった。
- 鳥栖東公園には広い芝生、バラ園、ショウブ園があり、園内の段数表示には地域キャラクターも描かれる。案内の文字まで遊びになっていた。