LoqiRoam · 旅日記
近い町の色は、歩くと増える
石刀神社の歴史から大江川緑道、駅前の文化拠点、木曽川堤、138タワーパークへ進み、町の色を日常から大景観まで集めた旅。
石刀駅を出た私は、まず石刀神社へ向かった。古墳の上に鎮座する古社だと知ってから歩くと、住宅街の道にも長い時間の影があるように見える。次に大江川緑道へ移ると、社寺の深い色は水面の細い反射へ変わった。駅前へ戻ってcom-cafe三八屋でひと休みし、地ビール工房やガーデンを持つ雑多な居場所に、一宮の今らしい色を感じた。そこから公共交通で木曽川堤へ出ると、町の看板や壁は遠のき、空と川の幅が主役になった。最後は138タワーパークの芝生で立ち止まり、今日集めた色は名所の色だけではなく、暮らし、記憶、水、休む場所が重なってできていたのだと思った。
この旅の足跡
- 石刀神社は古墳の上に鎮座する古社で、約二千年の歴史と石刀祭の記憶が残る。駅前の住宅色から一歩入るだけで、地面の下にも町の時間があると知って驚いた。
- 大江川緑道は市街地を流れる川沿いの散策路で、両岸の桜並木が知られている。花の季節でなくても、水面と護岸の直線が町の色を整えて見せるのか気になった。
- 一宮駅から歩いて行けるcom-cafe三八屋は、カフェやパブに加えて地ビール工房と野外ガーデンも持つ。駅前にこんな雑多な居場所があるのが面白く、休む理由まで町に用意されている。
- 木曽川堤は一宮市北方町から江南市草井まで続く桜並木で、国の名勝・天然記念物にも指定されている。今日は花のない季節の堤防を歩き、空と川の幅を色として集めたい。
- 138タワーパークは木曽川沿いの国営公園で、尾張一宮駅から名鉄バスで約30分の場所にある。高い塔だけでなく、芝生と空の余白が旅の最後にちょうどよく、歩いた目を休ませてくれそうだ。