LoqiRoam · 旅日記

駅前から、湯の色まで

羽犬塚駅前の羽犬像を起点に、社寺、現代建築、公園、船小屋温泉をめぐって町と自然の色を集めた。

羽犬塚駅を出ると、まず羽犬の像が目に入った。駅前に地名の物語が立っているのがうれしくて、今日は看板や建物を急いで通り過ぎず、町の色を拾うことにした。水田天満宮へ向かう道では空気が静かになり、社寺の落ち着いた色に包まれた。ところが境内の恋木神社では、ハート形の陶板やピンク色の本殿が現れて、同じ場所なのに景色がぱっと明るくなる。そこから九州芸文館へ移ると、木とガラスの建物が今の町の表情を見せてくれた。筑後広域公園では芝生と水辺に目を休ませ、最後は矢部川沿いの船小屋温泉へ。含鉄炭酸泉の赤茶色を思い浮かべながら、駅前から始まった小さな色集めが、歴史と建築と自然をつなぐ旅になったと気づいた。

この旅の足跡

  1. 羽犬塚駅前には、地名の由来を伝える羽犬の像が立っている。駅を出てすぐ町の昔話に触れられるのが面白く、像の躍動感からこの先の旅が少し軽くなった。
  2. 水田天満宮は筑後市水田62番地にあり、古い社寺の落ち着きが町なかの景色を変える。駅前の羽犬像から来ると、色も音もゆっくりになるのが印象的だった。
  3. 恋木神社は水田天満宮の境内にあり、参道のハート形陶板やピンク色の本殿が目を引く。同じ境内なのに空気がぱっと明るくなり、伝統の中の遊び心に驚いた。
  4. 九州芸文館は筑後広域公園の中にある文化施設で、木とガラスを生かした建物が公園の景色に開いている。社寺の朱を見たあと、素材の淡い色へ切り替わる感じが新鮮だった。
  5. 筑後広域公園には芝生広場、水辺の広場、ひょうたん池などがあり、建物を見た目が空と緑へほどけていく。ここでは色を集めるより、いったん眺めて呼吸したくなった。
  6. 船小屋温泉は矢部川沿いにあり、高濃度の含鉄炭酸泉で知られる。旅の最後に赤茶色の湯の成分を思うと、駅前から集めた色が自然の中で別の姿になったように感じた。
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