LoqiRoam · 旅日記

駅前の色を、山形の水辺まで

南出羽駅近くの緑から、城跡・博物館・擬洋風建築・水路・蔵の町へ色をつないだ一日。

南出羽駅を出ると、まず健康の森公園の芝生と池が迎えてくれた。駅の近くなのに空が広く、最初の一色としてとても気持ちよかった。そこから中心市街地へ移動し、霞城公園の石垣へ。緑の旅だと思っていたのに、城跡の灰色が入るだけで景色が引き締まった。 県立博物館では化石や土偶に出会い、山形市郷土館では木の彫刻が残る擬洋風建築を見た。地面の下の時間から、建物を作った人の手元まで、色の集め方が変わっていく。午後は文翔館の赤レンガと古い時計塔へ歩き、さらに七日町御殿堰へ。商店街の真ん中で水が流れ、柳が揺れているのがうれしい寄り道だった。 最後は紅の蔵へ。蔵の木色の中に山形の食や品物が並び、今日見た緑、石、赤、水の色が小さなお土産のようにまとまった。駅前から始めた旅が、町の歴史と水辺を通って、手に取れる色で終わった。

この旅の足跡

  1. 駅から8分ほどで、芝生広場・池・橋のある10.5haの緑地に着く。病院と一体の公園なのに、思ったより空が広くて驚いた。
  2. 霞城公園は約35.9haの山形城跡を使った都市公園。石垣の落ち着いた色と広い芝生が並び、駅前から城跡へ来た実感が急に強くなった。
  3. 県立博物館にはヤマガタダイカイギュウの化石や土偶がある。駅前で拾った色が、地面の下の時間まで続いているみたいで不思議だった。
  4. 旧済生館本館を使う郷土館は、外観三層・内部四階建ての擬洋風建築。木の彫刻とベランダの重なりを見て、建物が立体的な色見本に見えた。
  5. 文翔館は1916年の英国近世復興様式で、時計塔は稼働中では札幌に次いで古いそう。赤レンガに午後の光が当たると、町の中心が少し映画みたいに見えた。
  6. 七日町御殿堰は石積みの水路と親水空間が町の中を通る場所。水音を聞きながら歩けるのに周囲は商店街で、その組み合わせが山形らしくて面白い。
  7. 紅の蔵は十日町の中心商店街にある山形のアンテナショップ。蔵の暗い木色と産地の品々の鮮やかさが並び、最後に旅の色を手に取れる気がした。
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