LoqiRoam · 旅日記

三つの時代を歩いて、庭でひと息

田丸城跡から蒸気機関車、神社、茶室、擬革紙、庭のカフェへ歩き、異なる時代の記憶を三つの発見として集めた。

田丸駅の近くから歩き始め、最初に田丸城跡の石垣へ向かった。丘の上に残る天守台や堀を見ていると、ここが単なる公園ではなく、長いあいだ町の向きを決めていた場所だと感じる。坂を下ると、お城広場には蒸気機関車がいて、戦国の風景の隣に鉄道の記憶が置かれていた。この落差が今日の一つ目の小さな発見だった。田丸神社では祭りの伝承と木立の静けさに出会い、玄甲舎では茶室と庭の端正な時間に寄り道した。さらに擬革紙の会を知り、途絶えた技術がもう一度町に戻ってきたことに、二つ目の発見を拾う。最後は玉川のガーデンカフェへ。ハーブの香りと庭を眺めながら、石、鉄、紙という異なる手ざわりが、実は同じ町の記憶なのだと気づいた。三つ目は、名所の間を歩くことで見えてきた、そのつながりだった。

この旅の足跡

  1. 田丸城跡は1336年に始まり、天守台や本丸、二の丸の石垣、空堀や水堀が残る。丘を上ると、城が町を守った理由まで少し想像できた。
  2. お城広場には蒸気機関車C58414と信号機が展示されている。城跡のすぐ近くで、戦国の石垣から鉄道の記憶へ飛べるのが意外だった。
  3. 田丸神社は下田辺にあり、御頭神事や七起しの舞が伝わる。大きな観光施設ではないのに、木立の中に町の祭りの芯が残っている。
  4. 玄甲舎は1847年築の茶室兼別邸で、庭園も復元されている。入館時間は9時から16時、火曜休館。古い建物なのに見学の時間が明快だ。
  5. 参宮ブランド擬革紙の会では、伊勢で栄えた擬革紙の復興と製品紹介を行う。技術が一度途絶え、再び戻ったという経歴に、紙の強さを感じる。
  6. Garden café Bonheurは玉川の庭を望み、10時から18時まで営業。ランチは11時から14時、ハーブティーの時間が旅の終わりをゆっくりほどいてくれそうだ。
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